融資の申込み手順
融資の具体的な申込みのお話です。これから、創業しようとしている人や創業したばかりの人にとっては、どの金融機関に融資の話をして良いのか不安だと思います。このようなベンチャー企業にとって、都市銀行に話をもっていっても断られる可能性は高いのですから、政府系金融機関の方が話は通りやすいと思います。しかし、色々な金融機関と話をすることによって、各金融機関の各支店の考え方や雰囲気が分かってくると思います。これは決して無駄にはなりません。まず、従来から個人で取引をしていた金融機関や、近くの金融機関に複数訪問して、条件等を聞いてみるのも良いと思います。その際には、窓口の人に支店長の人柄やいつ赴任してきたかも聞いておきましょう。支店長の権限は大きいですし、赴任してすぐの場合には長くお付き合いが出来る可能性があります。だれでもそうでしょうが、良い人柄の人と長くお付き合いをしたいものです。
融資をしてもらい金融機関がきまっていて、窓口を通すのが面倒で、時間もない場合には、すでにその金融機関と取引のある会社の社長さんや税理士さん等に紹介してもらいましょう。そうした紹介が難しい場合には、出来るだけ早くその金融機関に預金口座をつくりましょう。ある程度預金取引がある場合や、毎月の積立預金があれば効果的です。その上で、その金融機関の外交の担当部署(営業マン)に電話で訪問を依頼しましょう。その担当者に、自社の概況や必要な資金、時期、理由、返済の期間等を十分に説明してください。そして、上司を紹介してもらいましょう。その際には、事業計画書や資金繰り表を用意しますが、彼らが融資をしやすい、融資課に説明のしやすい説明と資料を心がけてください。