融資に必要な書類
融資に必要な書類についてです。資金の目的にもよりますが、ざっと以下のような書類が必要とされます。
決算書、勘定科目明細書、税務申告書、試算表、借入明細表、返済計画表、資金繰り表、事業計画書、借入申込書、会社案内、設備等の見積書、定款、納税証明書、不動産謄本、商業登記簿謄本、印鑑証明(会社、代表者等)などです。
これらの書類の中で、普段作成されていない可能性があるのは、試算表、資金繰り表、事業計画書などでしょうか。しかし、これらの表は、経営者が事業を計画的に営むためには必要な書類です。融資の必要にせまられて、急いで事業計画書を作成しても、つじつまの合わない、後々説明のしづらいものになりがちです。また、銀行から言われて作るとどうしても遅くなります。そのような資料提出までに時間がかかるということ自体が融資という観点からはマイナスです。ですから、常日頃からきちんと事業計画や資金繰り表をしっかりたてて、融資の申し出も含めて、計画的に行いましょう。
これらのたくさんの書類が要求されるのは、金融機関は会社が本当に返してくれるかどうか知りたいからです。ですから、この要求に答えて、先方が納得しやすい資料作りを心がけましょう。難しい専門技術のことを金融期間にはなしてもあまりぴんときません。それよりも、実際にお金がどのように動く可能性が強いのか、事業活動そのものを常にお金に換算して見せてあげましょう。