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VCのシンジケート投資

シンジケーションについてです。

シンジケーションとは、複数のベンチャーキャピタル(以下VC)が共同でベンチャー企業に出資することを言います。昨日は、出資してもらう会社の立場から記載しましたが、今日は出資する側の理屈です。

まず、最大の目的はリスクの分散です。多額の金額を1社の企業につぎ込んでは、リスクが非常に高まります。そのため、VCはなるべく投資する会社の数を多くして、リスクの分散をはかりたいと考えるのです。特に、シード、スタートアップ、アーリー企業は特にリスクが高いので、彼らに積極的に投資するVCはリスクを分散するために、シンジケーションを好む傾向が強いと言えます。

次に、スクリーニングを強化して、リスクの低下をはかる目的があります。これはどういうことかと申しますと、基本的には非公開会社に関するすべての情報はオープンになっていません。ベンチャー企業とVCではもっている情報量に格差が大きくあるのです。そこで、様々なVCが関与し、他のVCがもっている情報を入手することによって、投資先としての適正性をより適切に判断できるものと考えられます。

さらにシンジケート投資を行うことによって、VC間のネットワークを築くことができます。このことは自分だけでは知りえない投資情報に触れる可能性が高まります。どのVCも筋の良い投資先を探しています。このように、投資情報の入手機会の確保という側面があります。

また、前回も触れましたが、様々なVCが関与することによって、それぞれのVCが得意とすることを投資先に提供することにより、1社のみが関与する場合よりも、投資先の成長拡大を促す可能性が高まることも考えられます。

以上のようなことがVC側がシンジケート投資を行う理由です。このことにより、日本の新興市場におけるシンジケート投資が行われている割合は約80%と言われています。一方、ヨーロッパでは逆にシンジケート投資の割合が非常に低く約3割、イギリスでは約1割だそうです。こうしたことにもお国柄があるのですね。

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