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VCの持株比率がどれくらいが一番いいのでしょう

ベンチャーキャピタル(以下VC)から出資を受ける場合、何%くらいが望ましいかと言うお話です。

まず、実際に株式公開する会社の傾向ですが、そもそもVCからの出資をまったく受けていない会社が約40%あり、ついでVCの出資比率が10%未満が約30%です。VCの出資比率が10%以上、20%以上、30%以上となるにつれて、その割合は15%、10%、5%と低くなります。
一方で、米国なのでは、VCの出資比率が50%以上は普通だそうです。ずいぶんと差がありますね。私にはこれに対する回答が分からないのですが、何となくですが、日本では外部株主に対する抵抗がとても強いものがあるのかも知れません。自分の会社である意識が明確なのでしょうか。いずれにしても、VCの出資比率は低いのですが、具体的に何%までが妥当なのか、という話の場合にはよく20%くらいに抑えておくべきだと言う話を聞きます。この理由は、基本的にVCは公開時には、必ず株を放出しますので、それに対する値崩れが懸念されることが一番の理由でしょう。実際に、主幹事証券会社から公開前にVCの持株比率を低減することが要求される場合があります。しかし、低減しろと言っても、相手がいることですし、価格もある程度決まっていますので、それを無視して、譲渡することは通常は困難です。VCに安く売ってくれと言っても、なかなか首を縦に振らないでしょう。それでは、市場の時価で売ってくれと言っても、公開前の一定の時期ですと、売却は困難でしょう。しかし、まったく無理と言うわけではなく、目論見書に株式の移動があるのも事実です。どれほど、VCの協力を得られるかが肝ですね。

そうした譲渡が難しい場合には、上場時にロックアップ条項を結んで、株式の放出を制限したり、上場後に証券会社を通じて相対取引(ブロックトレード)を行ったり、事業提携先などに売却することにより、株価に大きな影響を当てないようにしたりします。確かにこうした株価に対する細かな配慮を考えると、そもそもVCの比率が多いのは面倒かもしれません。しかし、こうした株価に対する影響よりも、会社経営に対するイニシアティブをどう考えるのかの方が重要な判断基準だと思います。

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