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担保

担保のお話です。お金を借りるときは、保証人と同じように担保が求められますが、その担保のことです。担保は、融資を受けた企業が、契約どおりに借入金を返済できない場合に備えて、あらかじめ金融機関に返済の代わりに提供するもののことです。担保に提供されるものでは、不動産がメジャーですが、それ以外にも預金、売掛債権、有価証券、機関設備などが担保になります。これらの担保があれば融資が受けやすくなりますが、担保があるからといって、必ず融資が受けられるわけではありません。というのも、不動産などの担保をお金に換えるには、時間もお金もかかりますし、時価の変動の影響も受けます。そのため、業績の良くない会社の場合には、担保があっても融資が受けられない場合もあります。

不動産担保のことを抵当権といいますが、これには2種類あります。@普通抵当権とA根抵当権です。普通抵当権とはある特定の融資を担保するものです。住宅ローンなどが代表例です。毎月の返済と共に、抵当権が担保している金額も減少します(しかし、完全に返済しても登記簿上は残っているので、抹消の手続きが必要です)。一方、根抵当権とは、金融機関と継続的に融資を受ける場合に、ある一定の極度額を定めて、その範囲内でその金融機関からうけたすべての融資を担保するものです。継続的な取引がある場合は、こちらの方が融資の度ごとに、登記をする必要が無いので、手間とお金がかからなくて、企業として便利です。根抵当権を設定する銀行にとっても、特に初めての場合は囲い込めるので(2番目の銀行は、次の順位でしか設定できない)、融資がしやすいのです。会社と金融機関ではこの根抵当権が一般的です。しかし、極度額一杯まで必ず借入れが出来るわけではないので、注意してください。極度額が大きくなっていても、不動産の時価の6〜8割程度までしか担保の価値を評価してくれません。時価が下がっているときは、融資の限度額も下がっています。

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